県岐阜商は、昔全国優勝もあるし、県内では時々代表になるから期待してたんだけどなー

県岐阜商は、昔全国優勝もあるし、県内では時々代表になるから期待してたんだけどなー

県内では勝てるんだけどそこから先がやっぱり難しいよね


第93回選抜高校野球大会
甲子園球場で第1試合に県勢の県岐阜商岐阜市則武新屋敷)が登場し、市和歌山(和歌山)に0―1のサヨナラ負けを喫した。

選手たちの健闘する姿をみた観客は、スタンドから大きな拍手を送り続けた


 県岐阜商の三塁側アルプスには、ユニホームと同じ青色メガホンを手にした選手の家族約500人と、応援団や吹奏楽部の生徒約230人が陣取った。

 初回、新型コロナウイルス感染症対策で太鼓以外の楽器が演奏できないため、吹奏楽部が事前収録した応援歌「UNO岐阜商」の音源を流した。吹奏楽部部長の小島一平さん(3年)は「演奏できないのは悔しいが、憧れの甲子園で自分たちの演奏が流れてうれしい」とメガホンを打ち鳴らしていた。

 

 

 七回裏、先発したエース、野崎慎裕(のりひろ)投手(3年)から松野匠馬投手(3年)に交代した。スタンドでは、ともに県岐阜商OBで甲子園出場経験がある松野投手の父、文治さん(46)と祖父、勝治さん(77)が見守った。七回裏を走者を出さずに抑えると、勝治さんはほほえんだ。だが、味方打線が勝機をものにできぬまま、九回表の攻撃を終えた。

 

 

 九回裏、市和歌山が1死一、二塁からの中前打で二走が三塁を回ると、県岐阜商の中西流空(りく)中堅手が本塁へ送球。判定はセーフに。スタンドの保護者らは一瞬言葉を失ったが、ゲームセットのサイレンが鳴ると、選手たちを拍手でたたえた。文治さんは「堂々と投げてくれたが、負けたという結果を受け止めて次に進んでほしい」とねぎらった。